よくあるご質問
通関
通関とは何ですか?
関税法に従って、貨物の輸出入について税関の許可を受けることです。
本邦において貨物を輸出または輸入する場合は、税関に対して通関という手続きが必要となります。
通関業者とは何ですか?
通関業者とは、税関長の許可を受けて通関業を営む者のことを指します。
主な業務は輸出入者に代わり、一連の手続きを税関に輸出入申告を代理で行うことです。
一般の貨物の通関に必要な書類は何ですか?
- Invoice (輸出入共通)
- Packing List (輸出入共通)
- Arrival notice (輸入のみ)
- 通関委任状(初回のみ)
その他に貨物の種類により次のものが必要となります。
- 1.他法令の許可・承認証(植物防疫法等の関税関係法令以外の法令による許可・承認が必要な貨物の場合)
- 2.特恵原産地証明書(特恵関税の適用を受けようとする場合)
- 3.減免税明細書(減免税の適用を受けようとする場合)
通関委任状とは何ですか?
通関業者は、お客様から委任を受けて、お客様の代理として通関業務を行います。委任状は通関における委任関係を証明する書類です。通関業者には、輸出入者からの委任状を取得することが、通関業法により義務付けられています。弊社に通関をご依頼くださる場合は、こちらの通関委任状に押印・必要事項をご記入の上、原本を弊社宛てにご送付くださいますようお願いいたします。
Invoiceとは何ですか?
日本語では『仕入書』と呼ばれております。輸出者(荷主)が作成する書類です。ある貿易取引における、輸出者(荷主)と輸入者(買い手)との間で売買される際の金額が記載されております。
無償での取引についても、通関上では有償で提供された場合の価格を申告するため、金額の記載が必要となります。
インボイス(invoice)の必須記載事項を教えてください。
- 輸出者の名称・住所
- 輸入者の名称・住所
- 仕出地、仕向地
- 貨物の記号、番号、品名、品種、数量及び価格
- インボイスの作成日及び作成地
- 貨物の価格決定に関係のある条件(建値) C&FやFOB等
リスト規制とキャッチオール規制とはなんですか?
リスト規制とは、本邦から海外に貨物を輸出する際に、経済産業大臣の許可が必要になる物や技術をリスト化したもの。兵器そのものや兵器の開発に使用できる高い汎用品等を15項目にリストアップされています。
キャッチオール規制とは、 リスト規制に非該当である貨物や技術であっても、許可が必要となる場合があります。キャッチオール規制の対象となる貨物・技術は輸出貿易管理令(輸出令)別表第1の16項、外国為替令(外為令)別表の16項に規定されています。また、許可が必要な場合とは、輸出令第4条第三号、貿易関係貿易外取引等に関する省令第9条第2項第七号に規定されています。
インコタームズや建値について教えてください
海外と貿易取引をする場合、輸送する貨物に対して輸出者と輸入者の運送責任について明確にするため、国際商業会議所が定めている『インコタームズ』を用いて貿易条件を決めます。
輸入できないものはありますか?
- ①覚せい剤、大麻、麻薬類
- ②拳銃及びその部品
- ③通貨または証券の模造品、偽造品
- ④考案、風俗を害すべき書類、図面等(わいせつ雑誌、ビデオ、DVD)
- ⑤ブランド品の模造品、偽造品
- ⑥ワシントン条約に該当する物品
<輸入>貨物到着から貨物引取までの流れ航空機又は船舶により我が国に到着した外国貨物は、輸入手続が終了するまでの間、保税地域に蔵置されます。
輸入申告は、原則として貨物が保税地域に搬入された後に行うことになります。航空会社、船会社から、貨物が到着すると輸入者に対し貨物が到着した旨の「到着通知(Arrival Notice)」が発行されますので、輸入者は航空会社、船会社に行き、運送契約に係る書類を入手して、輸出者から送られてきた仕入書等と併せて貨物が保管されている保税地域を管轄する税関官署に輸入申告を行うこととなります。また、この際には、輸入貿易管理令を始めとした関税法以外の輸入規制に関する法令に係る許可・承認書等の提出が必要となります。
税関は、輸入申告された貨物の書類審査、必要な検査を行い、原則として関税等の税金が納付されたことを確認した後、輸入を許可します。この輸入許可書を貨物が保管されている保税地域の担当者に示すことにより、貨物を保税地域から国内に引き取ることができます。
なお、貨物が本邦に到着しているかどうかをお知りになりたい場合は、本邦への貨物の輸送を依頼された航空会社又は船会社にご確認ください。
(注)税関への申告は、輸入者自身で行うことができますが、特に海上貨物については、コンテナトレーラーやトラック等の運搬具の手配、税関検査が指定された際の荷繰業者の手配、貨物保管場所への搬出依頼、関係者に書類の受渡しや支払い等が必要となり、予想外の時間や手間がかかることから、通関業者に依頼することが一般的です。
米軍関係
米軍関係の貨物の通関(380通関・381通関)は取り扱っていますか?
お取り扱いしております。各ベース向けの配送も可能です。お気軽にお問い合わせください。
米軍の払下げ(放出品)は取り扱っていますか?
お取り扱いしております。お気軽にお問い合わせください。
米兵の車の通関は取り扱っておりますか?
お取り扱いしております。お気軽にお問い合わせください。
その他の取扱品目
危険品を送りたいのですがどうすればいいですか?
お取り扱いの可否を確認させていただきますので、SDS(MSDS)等貨物の詳細(成分・性質・量等)が記載されている書類をご用意してください。
(MSDS)とは何ですか?
SDS(MSDS)とは、事業者が化学物質や製品を他の業者に出荷する際に、その相手方に対して、その化学物質に関する情報を提供するための資料です。
主に、化学品、供給者名、分類、有害性の要約、安全対策および緊急事態での対応等様々な情報が記載されています。
航空便で海外にDOOR TO DOORで荷物を送りたいのですが・・・。
お取り扱いしております。お気軽にお問い合わせください。
同業者ですが、税関検査の立会いだけをお願いしたいのですが・・・。
お取り扱いしております。他にもD/Oの差し入れや横浜港の各CY・CFSへの搬出料の支払い等にも柔軟に対応しております。
引越荷物は扱っていますか?
通関及び配送もお取り扱いしております。繁忙期はお引き受けできない場合もございます。
車関係の輸出入
車の輸入をお願いしたいのですが、配送までお願いできますか?
お取り扱いしております。配送先の道が狭い場合は、お近くの道幅の広い道路まで配送することも可能です。
排ガステスト代行、騒音検査、輸入車の日本仕様への改造等も取り扱っておりますか?
お取り扱いしております。
その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。